歪み改善エクササイズ辞典

寝起きすぐできる!朝のつらい体の硬さをやわらげる簡単ストレッチ

Tags: 朝ストレッチ, 寝起き, 体の硬さ, 簡単ストレッチ, 自宅ケア

朝、目が覚めた時に体の重さや硬さを感じることはありませんか。特に腰や肩、背中などがこわばっていると感じると、一日のはじまりから少し憂鬱な気持ちになるかもしれません。

この記事では、寝起きすぐでも無理なく行える、朝の体の硬さをやわらげる簡単なストレッチ方法をご紹介します。数分程度の短い時間でできるものばかりですので、ぜひ毎日の習慣として取り入れていただき、気持ちの良い朝をスタートするためにお役立てください。

なぜ朝、体は硬く感じるのでしょうか?

睡眠中は、長時間同じ姿勢を続けることが多いため、筋肉や関節が固まりやすくなります。また、体を動かさないことで血行が滞り、目覚めたときに体の各部位に硬さやこわばりを感じることがあります。

朝に簡単なストレッチを行うことは、凝り固まった筋肉をゆっくりとほぐし、血行を促進する効果が期待できます。これにより、体が目覚め、活動モードへの切り替えがスムーズになります。

朝のストレッチを行う上でのポイント

朝の体はまだ十分に温まっていないため、無理な動きや急な動きは避けましょう。

寝起きにおすすめの簡単ストレッチ

ここでは、寝たままや座ったままできる、朝にぴったりの簡単なストレッチをいくつかご紹介します。

1. 寝たまま膝抱えストレッチ(腰・背中)

仰向けに寝たままできる基本的なストレッチです。腰や背中の緊張を和らげるのに役立ちます。

  1. 仰向けに寝ます。膝を立てても良いですし、足を伸ばしたままでも構いません。
  2. 息をゆっくり吐きながら、片足の膝を胸に引き寄せます。両手で膝を抱えるか、ももの裏を掴みます。
  3. 腰や背中が心地よく伸びているのを感じながら、そのままゆっくり呼吸を数回繰り返します。
  4. 息を吸いながら、ゆっくりと足を戻します。
  5. 反対側の足も同様に行います。
  6. 慣れてきたら、両足同時に行うこともできます。
    • ポイント: 腰が反りすぎないように、お腹を軽く引き締める意識を持つと良いでしょう。

2. 寝たまま体ひねりストレッチ(体幹・腰)

体の側面から腰にかけてをほぐすストレッチです。体のねじれをリセットする助けにもなります。

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます。両腕は肩の高さで真横に広げます(手のひらは上向きでも下向きでも構いません)。
  2. 息をゆっくり吐きながら、立てた両膝を揃えたまま、ゆっくりと片側へ倒します。
  3. 顔は膝を倒した方向と反対側へ向けます。
  4. 肩が床から離れすぎないように注意しながら、そのままゆっくり呼吸を数回繰り返します。
  5. 息を吸いながら、ゆっくりと膝を中央に戻します。
  6. 反対側も同様に行います。
    • ポイント: 肩が浮きやすい場合は、無理に膝を床につけようとせず、心地よい範囲で止めましょう。

3. 四つん這い背中ストレッチ(キャット&カウの簡易版)

背骨の柔軟性を高め、背中全体のこわばりを和らげるストレッチです。

  1. ベッドの上か床に、四つん這いになります。手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。
  2. 息をゆっくり吸いながら、背中を軽く反らせてお腹を床に近づけ、顔を少し上(斜め前)に向けます。腰を反りすぎないように注意します。
  3. 息をゆっくり吐きながら、今度は背中を丸めて、お腹を覗き込むように顎を引きます。
  4. この背中を反らせる動きと丸める動きを、呼吸に合わせてゆっくりと数回繰り返します。
    • ポイント: 背骨一つ一つを丁寧に動かすイメージで行うと効果的です。

4. 座ったまま体側伸ばしストレッチ

ベッドの端や椅子に座ったままでもできる、体の側面を伸ばすストレッチです。

  1. 座った姿勢になり、両足を床につけます。
  2. 片方の手を体側に置き、もう片方の手をゆっくりと頭上へ持ち上げます。
  3. 息をゆっくり吐きながら、頭上へ上げた方の腕と体側を、真横にゆっくりと倒していきます。体側が心地よく伸びているのを感じます。
  4. そのままゆっくり呼吸を数回繰り返します。
  5. 息を吸いながら、ゆっくりと体を起こし、腕を下ろします。
  6. 反対側も同様に行います。
    • ポイント: お尻が浮かないようにしっかりと座り、体は真横に倒す意識で行いましょう。

安全に関する注意点

まとめ

朝の体の硬さは、日中の体の動きにも影響を与えることがあります。寝起きすぐにできる簡単なストレッチを習慣にすることで、体が目覚めやすくなり、一日をより快適にスタートできるかもしれません。

ご紹介したストレッチはどれも手軽なものばかりです。完璧に行おうと気負わず、まずはできることから、心地よい範囲で始めてみてください。継続は力となり、体の変化を少しずつ感じられるようになるでしょう。